日本歯科医師会では6月4日から10日迄、歯の衛生週間を実施致しています。釧路歯科医師会では、中標津会場「中標津町総合文化会館」・根室会場「根室市総合文化会館」・釧路会場「釧路フィッシャーマンズワーフ MOO3F 健康推進課ホール」の3会場において「歯の健康フェア」として色々なイベントを企画しています。
 各会場共、小学生の歯・口に関する図画・ポスターの展示、根室・釧路会場では歯の無料検診・相談、歯ブラシ指導を行い、特に釧路においては「歯科ドック」「プラーク検査」や「フッ素塗布」を無料で実施致します。

●歯科検診・相談
 お口の中のことでわからないことや、困っていることなど何でもご相談下さい。小児歯科や矯正歯科、歯科口腔外科の専門の先生もいますので、担当の先生がお答えします。検診で、気がつかなかったむし歯や歯周病が見つかるかもしれません。


●ブラッシング指導
 歯科衛生士会が中心となって歯のみがき方をお教えします。歯ブラシをじょうずに当てることができると小さな子どもさんでも歯ブラシが嫌がらなくなります。大人の方も正しいみがき方をしているか確かめてみましょう。


●フッ素塗布
 フッ素塗布は年に4回程(3〜4ヶ月毎)必要といわれています。あと3回はかかりつけの歯医者さんで塗布してもらいましょう。フッ素には歯の表面を堅く丈夫にする効果と抗菌作用があります。少なくとも一番奥の永久歯(第2大臼歯)が生えるまで、年齢的には1歳半頃から13〜14歳頃までは定期的にフッ素を応用した方が良いといわれています。


●歯科ドック(だ液検査)
 だ液を調べることで、むし歯や歯周病の危険度がわかります。歯をきちんと磨いているのにむし歯になりやすい人、歯周病が進行してしまう人などいろいろな方がいます。あなたもお口の中の状態を調べてみましょう。


●歯科ドック(咬合力測定)
 お口の中にむし歯があったり、歯周病が進行していると気が付かないうちに咬む力が弱くなってしまいます。歯を抜いてそのままにしていたり、左右で咬む力にバラツキがあると姿勢や全身の状態に影響するともいわれています。 最新の器機を使って調べます。


●歯科ドック(口臭測定)
 口臭の原因の90%は口の中(むし歯・歯周病・入れ歯など)といわれていますが、自分ではほとんど気づきにくいものです。口の前に手をおき息を吐いて鼻で嗅いでみても口臭は計る事ができません。口臭は人が話しをする時のみ感じる事ができます。 ご自分が本当に口臭があるのか調べてみましょう。


●プラーク検査
 お口の中のプラーク(歯垢)をとって、顕微鏡で見ます。歯周病菌やむし歯菌など、どのような細菌がどの程度、繁殖しているかを調べます。ご自分もモニターで動いているところを観察できますから実感がわきます。まったく見つけられない方から画面一杯の方まで様々です。ご自分の口腔内環境をご覧になって、ぜひ歯周病予防や治療に役立ててください。


●模型づくり体験
 歯科技工士会のおにいさん、おねえさんが中心となって、歯を作るときの材料を使っていろいろな模型を作ってみます。アンパンマンやばいきんマンのマグネットやカラフルなバッチなどトライしてみよう。




●エプロンシアター&パネルシアター
 歯科衛生士会のおねえさんと楽しみながら歯のべんきょうをしましょう。
☆エプロンシアター☆
  「アンパンマンとむし歯をやっつけよう!!」(幼児向)


☆パネルシアター☆
  「お口の健康のためにできること」(児童向)




●図画・ポスター展示・表彰式
 釧路歯科医師会では歯の衛生週間にちなんで「小学生の歯・口に関する図画・ポスター」を募集しています。釧路・根室・中標津管内より毎年1,000点におよぶ応募があり、展示を行っています。参加して下さった皆さんには参加賞をお贈りし、優れた作品44点の表彰を行っています。
 特に優秀な作品は北海道歯科医師会に推薦され、過去には最高賞の北海道知事賞を受賞し、さらに日本歯科医師会に推薦される作品もあります。
 毎年、4月下旬頃には釧路・根室管内の小学校に案内をしておりますので、皆さんふるってご参加ください。